診療方針
本格的高齢化社会の到来や生活様式の変化とともに、生活習慣病に代表される内科疾患全般、呼吸器循環器アレルギー領域疾患の管理はますます重要になってまいりました。これまでの病気別に専門の先生に診療していただいていたスタイルから、幅広い技量を持ったスタッフが患者さんを中心に地域の中で様々な職種の方たちと連携して、長い人生をお付き合いする時代が来ています。そしてお薬だけでなくリハビリや栄養療法を組み合わせた包括的な病気の管理が求められています。
「予防は治療に勝る」と言われますが、禁煙・睡眠時無呼吸治療など大きな病気の芽を早い段階で摘み取って健やかな人生を送るパートナーとして、また人生の終盤の安らかな在宅療養のサポーターとして、スタッフ一同研鑽を積みながらお付き合いさせて頂きたいと思っております。
診療時間・科目
診療終了30分前に受付終了させていただきます。 診療科目内科・呼吸器内科・循環器内科・リハビリテーション科 |
当院の特色
長年の総合内科専門医として前東京医科歯科大学臨床教授として研修医指導をしてきた経験を生かして内科全般を診療します。都立病院で初めて導入されたER型救急診療の立ち上げスタッフとしての経験を生かして、内科系救急診療の初療の殆どをカバーできるように血算・生化・CRP・血糖・血液ガス・NT-proBNP・Dダイマー・Troponin-T・心電図・レントゲン・超音波(心エコー・腹部エコー)・呼吸機能検査など緊急検査機器を配備し、また在宅に居ながらこれらの検査ができるよう往診専用車(環境に配慮した電気自動車)を配備し、症状に応じて速やかに草加市立病院など近隣の中核病院へ紹介します。
また、長引く咳の診断に威力を発揮する呼気NO測定と気道抵抗測定をルーチンで実施できるように、NIOX MINOを個人輸入し、埼玉県内で3番目となるモストグラフを配備し、日常診療に役立てています。
都立病院で最初の感染対策チームを稼動させた経験を生かして、各種ワクチン接種を推進し、院内は設計段階から空調・換気を工夫し、必要に応じて分離診察をして院内感染を防ぎます。
当地域で初めての睡眠時無呼吸症候群(いびき)精密検査機器(PSG)を備え、仕事帰りに来院1泊し早朝退院してそのまま出勤(通学)できる検査入院を行います。修練を積んだ看護師(看護学修士号を有するスキルミクス・ナース)による包括的呼吸ケアを推進し、保険診療による禁煙指導や喘息の自己管理から在宅酸素・人工呼吸の訪問診療まで行います。呼吸リハビリのメッカである長崎大学千住教室から赴任した修士号を有するスタッフが率いるリハビリチームが最新鋭の心肺機能検査(心肺運動負荷検査・経皮CO2モニター)を駆使し、患者さんのお宅にも訪問してリハビリを行い日常の生活をサポートします。在宅療養支援診療所として訪問看護ステーションと連携して訪問診療を行い、人工呼吸からがん患者さんまでの安らかな在宅療養を支えます。
慢性呼吸器疾患管理認定看護師と医療相談員が外来・在宅を問わず患者さんとご家族をサポートします。
車載型マルチスライスCTを活用し、中核病院で対応できない週末のCT検査(被爆線量を極力抑えた低線量肺癌CT検診)を行います。
院内の施設
診察室&電子カルテと座ると
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呼吸機能兼鼻腔通気度計
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迅速血液検査機器類
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睡眠検査病室と
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レントゲンとCR
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心電図 |
超音波(心エコー・腹部エコー) |
長年愛用の顕微鏡 |
トレッドミル |
自転車エルゴメーター |
モストグラフ
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心肺運動負荷試験
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経皮CO2モニター
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